1903年12月17日,米国ノースカロライナ州のキティホークで,ウィルバー・ライトとオーヴィル・ライトの努力が実りました.
「ライトフライヤー号」と名づけられた,全長6.4m,全幅12.3m,全高2.7mの複葉機が約1分間,オーヴィルを乗せて空を舞いました.これが人類初の有人動力飛行として歴史に残されています.
ウィルバーとオーヴィルがキティホークの空を舞ってから約1世紀が経ち,今では世界の空を縦横無尽に航空機が行きかい,毎日何万人もの人が,遠い地に移動しています.
商業航空機(旅客機)の歴史も長く,1930年代にはすでに乗客15~40名が乗った飛行艇が太平洋横断路路線としてビジネスを行っています.
旅客機のサービスの歴史を語る上で欠かせないのが,1960年にアメリカン航空(米国)に導入された,SABREというシステムです.
それまでの旅客機のフライト予約システムは,電話を受け付けるスタッフが,紙の帳簿を使って管理する,という完全手作業で行われていました.当初は,この方式で問題なく業務を行っていましたが,1950年代に入ると,航空便の数も,乗客の数も増え,この手作業による確認では,チケットの予約の可否を調べるまで,平均して90分,最長3時間という時間を要するようになっていました.
これを改善するため,IBM(米国)により開発されたのが,SABREです.IBM 7090メインフレームというハイエンドのコンピュータを2台用い,アメリカン航空の全てのフライト予約はこのSABRE上で行われるようになりました.
1976年には旅行業者もシステムに接続できるようになり,その後,USエアウェイズ(米国)をはじめとした他の航空会社も利用するようになり,現在では400以上の航空会社が接続する大規模システムになっています. SABREのライバルとしては,デルタ航空(米国)のDeltamatic,パンアメリカン航空(米国)のPanamacなども導入が進み,航空業界ではフライト予約システムは当たり前のように使われる時代が来ました.
歴史を変えるもう一つの大きな要因が,インターネットの普及です.格安航空会社と呼ばれる航空会社を中心に,インターネットを使ったフライト予約を,安価な価格でリアルタイムで行えるサービスが広まってきました.2008年現在,広く一般的に使われています.
インターネットを使ったイノベイションの革命は,まさに画期的といえる変化をもたらします.24時間365日の受付は当たり前であり,インターネットさえ接続できる環境であれば,世界中どこからでも,誰でもアクセスできるのです.
これからの時代,航空業界以外でも,インターネットを活用した,安価で便利な予約システムは必ず他の業界でも当たり前に使われる時代がきます.「Dr.Net 予約くん」はそんな新時代の一角を担う最先端のシステムです.